ノートパソコンを操作する手元と検索窓

【今さら聞けない】オーガニック検索はなぜ大事?

ノートパソコンを操作する手元と検索窓

SEOについて調べていると何かと出てくる「オーガニック検索」の文字。アナリティクスをお使いの方はそこでも何度か目にしているかもしれません。見るたびもやもやを抱えていくのはストレスですし、学びのスピードを遅めてしまいます。この記事では、オーガニック検索について網羅的に解説しています。この機会にオーガニック検索について理解し、SEOレベルを上げていきましょう!

オーガニック検索とは

スマートフォンを操作する女性

オーガニック検索(自然検索ともいう)とは、広告を除いた検索結果のことです。検索をかけると、まず最上位に広告費が払われたサイトが優先的に表示されます。「広告」というマークがついていないサイトより下が、オーガニック検索結果になります。オーガニック検索の表示順番は、アルゴリズムと呼ばれる仕組みで自動的に決定します。この順番を検索順位と呼び、1位に近いほどより多くの流入が見込めます。オーガニック検索はSEOの基礎となる重要な概念ですのでしっかり覚えておきましょう。

オーガニック検索の確認方法

チェックボックスと赤いチェックマーク

オーガニック検索の意味が分かったところで、実際にあなたのサイトにどれほどのオーガニック検索からの流入があるのかは確認しなければなりません。時に自分が狙っていたキーワードとは全く別のワード、長いワードで検索されクリックされていることがあります。

Googleアナリティクスで確認

無料のアクセス解析ツールGoogleアナリティクスの\を利用してオーガニック検索数やキーワードを確認することができます。

まずはGoogleアナリティクスを開きましょう。次に左の項目から『集客』を選択します。集客を選択すると、『キャンペーン』という項目が表示されます。さらにその中にある『オーガニック検索』を選択すると確認できます。

googleアナリティクス スクリーンショット

「キーワード」という項目の中にオーガニック検索のキーワードが表示されます。ユーザーがどのキーワードを入力してこのページにたどり着いたのかを知ることができるのです。

googleアナリティクス スクリーンショット

キーワードにnot providedが表示される

実際にGoogleアナリティクスで確認すると、多くのキーワードで「not provided」と表示されてしまいます。これはユーザーの検索データを取得できなかった場合に表示されます。要は「キーワードがなんだかわかりません」といった状態ということです。

現在、Googleの推奨もあり世界中のサイトでSSL化(暗号化)がすすめられています。以前よりもセキュリティのレベルは格段に上がっていますが、その分従来の方法ではデータを収集しにくくなってしまうのです。今日のGoogleアナリティクスではオーガニック検索の分析を満足に行うことは難しいでしょう。ほとんどのキーワードがnot providedに該当しているからです。

サーチコンソールで確認

Googleのサーチコンソールでもオーガニック検索の確認をすることができます。この方法ではnot providedで表示されることもありません。

まずはサーチコンソールを開きます。左の項目から『検索パフォーマンス』を選択します。画面を下にスクロールすると「検索キーワード」という欄があり、ここでオーガニック検索を確認することができます。

単一ページ毎に確認することも可能です。画面上部の『+新規』をクリックし、ページを選択します。URLの入力画面が表示されるので、調べたいページのURLを入力しましょう。入力ページの情報が反映され、先ほどと同じように下にスクロールをすると『検索キーワード』が表示されています。

サーチコンソールでオーガニック検索についてのデータを確認したのち、アナリティクスでそのページの詳しいユーザーの情報を解析していくと、さらに詳細なユーザー像の把握、対策をすることができます。

オーガニック検索はどれくらい重要

吹き出しに書かれたビックリマーク

さんざん話してきたオーガニック検索ですが、実際ここに注力する必用はあるのでしょうか?この章では、オーガニック検索の重要性を解説していきます。

オーガニック検索を意識しないとアクセスが来ない

Web検索からの集客を目的に考えると、まず人の目に触れなければいけないことは明白です。とはいえ、オーガニック検索で上位表示を狙わないことには、誰の目にも入りません。なぜなら、ユーザーのほとんどは検索結果2ページ目までたどり着かないのです。ユーザーの大半は検索をして3位以内の記事を閲覧します。

Internet Marketing NINJASが公開したデータでは、4位以降のキーワードはクリック率5%を下回る形となりました。(※)

顕著なのは1位のクリック率。検索2位のおよそ倍の21.12%となりました。ほとんどのユーザーが上位表示されているサイトで足を止めているということです。2ページ目こそ10%のクリック率が安定していますが、3ページ目、検索100位以降のサイトなどになってくると閲覧される可能制はきわめて低いです。その中であなたのサイトのサービス、商品を利用する人はもっと低い確立。宝くじのような次元にまで到達しかねません。

ちなみに、このデータ出さえもあくまで推定になります。今現在、この瞬間も待ったく同じ数値というわけではありません。とはいえ、1位のクリック率が段違いに高いのは揺るがない事実であり、他の調査では30%、40%を超える場合もありました。

オーガニック検索はクリック率が高い

オーガニック検索は上位に表示されている広告よりもクリック率が高い傾向にあります。広告サイトは検索結果1位の記事よりも上にあったとしても、クリック率は比較的低いのです。

あなたにも、検索結果に出た広告を飛ばしたことはありませんか?何かを知り(know)たくて検索したのに、何かをする(do)ための広告が出ていることもありますよね。その場合はまずクリックする気にはなりません。他にも広告というだけで避けられてしまうことは往々にあります。オーガニック検索1位とリスティング広告のクリック率の違いを検証したデータがありましたが、そこではオーガニック検索がおよそ3倍のクリック率を誇ることがわかりました。クリック率に関しては検証状況や期間によって差が出てしまうのも事実ですが、オーガニック検索1位の方がクリックを得やすいというのはまず間違いないでしょう。

Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study

オーガニック検索とリスティングの広告の違い

ピンクと緑のボールをそれぞれの手に持つ女性

ここまででオーガニック検索が広告と別であることは理解されているかと思います。とはいえ、広告にはいくつかの種類があり、「広告」と一言に行ってしまうと広域過ぎて誤解を招きかねません。そこで広告の中でも同じ検索結果内に現れる「リスティング広告」との違いを深堀していきましょう。

そもそもリスティング広告ってなに

リスティング広告とは、検索結果上部、または下部に出現する広告です。検索連動型広告とも呼ばれていて、その名の通り広告に関連するキーワードに連動して表示されます。

広告なのでもちろん広告料を支払う必要があります。広告を表示するのに料金を払うのではなく、表示されている広告がクリックされる度に課金されていく仕組みです。より多くクリックされると、流入こそありますが広告料が膨れ上がります。なので、ただ闇雲にリスティング広告を打つと損失ばかりが増えてしまいます。目的を明確にし、しっかりとコンバージョン(申し込みや購入、登録など)の確立を高めてから利用するようにしましょう。

オーガニック検索との違い

オーガニック検索とリスティング広告は似て非なる物であることがわかりましたね。リスティング広告を理解したところで、二つの違いを洗い出しておきましょう。

オーガニックリスティング
料金無料有料
1位のクリック率リスティングに比べ高いオーガニックに比べ低い
即効性遅い早い
上位表示の難易度高い低い

コストを重視するならオーガニック検索

オーガニック検索による流入には料金がかかりません。対して、リスティング広告はクリック課金制で料金が発生します。コストを投下できない場合は、オーガニック検索からの流入を検討しましょう。

クリック率の高さはオーガニック検索

前の章でも解説しましたが、オーガニック検索の方がクリック率が高い傾向にあります。加えてCVも高いことが判明しています。とはいえ、これはオーガニック検索1位の時の話です。そもそも上位記事でない場合は、リスティングにクリック率で勝つことはできません。インプレッションが雲泥の差ですから。

施策の即効性はリスティング広告

オーガニック検索1位を狙うにはSEOの知識と、それ相応の時間を要します。良い記事を書けたからと言って、すぐに1位に上がるということは稀です。サイト自体のGoogleからの評価にもよりますが、新規ページのが上位に表示されるには1か月~3か月くらいを想定しましょう。リスティング広告の場合は違います。広告の登録後、審査が通ったらすぐに反映されます。更にそれは多くの場合で理想のポイントに表示されるでしょう。

上位表示のしやすさはリスティング広告

上位表示のしやすさ、難易度でいうと圧倒的にリスティング広告が勝ります。逆にSEOで上位表示をするのは相当困難なことになります。とはいってもリスティング広告にも競合はいるので、リスティング上位も争いになります。そこでは、ページの品質なども評価の基準になるので、お金を払えば一番上に表示されるということではありません。それでもSEOに比べると、容易に人の目に触れさせることができるのは間違いありません。

オーガニック検索を増やすためにできること

チェックボックスにチェックをつける男性

オーガニック検索の流入量を増やすことができれば、当然それに比例して売上も上がります。それではどのようにしてオーガニック検索流入を増やすのでしょうか。結論からいうと、「上位表示をさせる事」。これにつきます。上位10または5位以内の記事であれば、タイトルやディスクリプションでクリック率を上げる施策も打つことができますが、何よりまず上位表示です。

以下では上位表示をしてオーガニック検索流入を増やす方法を解説します。

コンテンツの質を高める

コンテンツの質を高める手段は様々です。

タイトル見出しを適切にする

タイトルや見出しは少ない文字数ではありますが重要なポイントです。

  • キーワードを盛り込む
  • 顕在・潜在ニーズに訴えかける単語を使用する
  • 見出しはできるだけ長くしすぎない(スマホで見にくくなる)
  • コンテンツ、下層の見出し(h3やh4)との整合性を保つ
  • タイトルは30文字以内

まずは以上の5点を念頭におき施策してみましょう。

検索意図を合わせる

一般的になり過ぎて重要視しない方がいますが、ここが最重要といっても過言ではありません。評価される記事とは、そのキーワードで検索したユーザーが求めている内容の記事です。検索意図の推測は本来とても難しいもので、慣れている人でも確実に捉えられるというわけではありません。

例えば、「土地売却」で検索したユーザーの検索意図は何でしょうか?一見すると「売却すること」と決めつけてしまいそうですが、他にも様々な意図が考えられます。

  • 土地を売却をするか検討したい
  • 売却前に事前準備がしたい
  • 高額で売却したい etc.

検索意図の仮説を洗い出して、リライトを重ねて擦り合わせて行くのがいいでしょう。

内部リンクでページをつなぐ

ページが孤立していないことも重要です。トップページがあり、カテゴリーページがあり、記事ページがある。樹形図のように記事が結ばれていくのは当然として、その記事同士の横の繋がりを作ることが大切です。クローラーもユーザーも内部リンクをたどってあなたのページを回遊していくのです。

ただし、ちゃんと関連性のある記事同士を適切なタイミングで結ぶようにしましょう。「今日の晩御飯」の話をしているのに、急に「おすすめのギター」を紹介されたらわけがわかりません。

外部リンクを獲得する

Googleから大きな評価を得る手段として「外部リンク」を獲得することが挙げられます。外部リンクを獲得しているということは、第三者から評価をうけている記事ということになるからです。Googleの行うコンテンツへの評価に加えて、第三者からの評価も高ければ、総合的に「良質な記事だ」と判断されやすくなります。

外部リンクを獲得する手立てとしては以下の4つがあります。

  • コンテンツの質を上げる
  • 引用してもらいやすいオリジナルの画像を挿入する
  • 一次情報を発信する
  • 営業をかける

第三者に「自分のサイトにこの情報を入れたいが、この人のサイトに勝るコンテンツは作れない」と思わせることができれば被リンクまであと少しです。営業のかけ方は様々ありますが、自分のコンテンツと似た外部リンクを貼っている第三者のサイトにアプローチしてみるのがいいでしょう。「さらに良質なコンテンツを提供しているので、良かったらリンクをつかってくれないか。」とった旨を伝えましょう。

まとめ

検索窓と、検索アイコンを押す手

検索の際に私たちが目にしているもの。それがオーガニック検索です。SEOで上位を狙えばオーガニック検索からの流入は格段に増え、おのずとコンバージョンも出やすくなるでしょう。

ただし、売上に直結する施策はオーガニック検索の上位表示だけではありません。大切なのはその中身。SEOではクリック率こそ上がりますが、CVRを高めるにはまた別の施策が必用になります。Webマーケティングの世界の入口です。

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