ノートパソコンに描かれた検索窓と、そこから伸びるキーワードの網

キーワードマップはSEOに効果的?基礎知識から作成方法まで徹底解説!

ノートパソコンに描かれた検索窓と、そこから伸びるキーワードの網

リスティング広告の出稿やSEO対策のためのキーワードを選定する時、ユーザーの検索意図がきちんとつかめているかいまいちわからないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?そんな時に役立つのがキーワードマップです。この記事ではキーワードマップとは何かからおすすめのキーワードマップ作成ツールまで詳しく解説します。

キーワードマップとは?

小さなブロックと、付箋に書かれた「Keywords」の文字。それを拡大する虫眼鏡。

キーワードマップとは、特定のキーワードにおける関連語をマインドマップ(頭で考えていることを中心から放射状に図示化したもの)のように視覚的に見やすく表示したマップのことです。Googleキーワードプランナー、goodkeyword(※)を用いて作成したり、有料や無料のキーワードマップ作成ツールなどを用いたりして作成することができます。

そしてキーワードマップを作る目的とは、ユーザーの検索意図を構造化して把握することです。

例えば「日本酒」という1つのキーワードのみでユーザーが検索をかけたとします。この場合ユーザーの検索意図は日本酒の価格を知りたいのか、日本酒の美味しいお店を知りたいのか、日本酒のおつまみが知りたいのかなどさまざまに考えることができ、いまいちはっきりしません。

しかしユーザーが「日本酒 おつまみ 簡単」「日本酒 おつまみ 人気」「日本酒 おつまみ コンビニ」のように複数のキーワードを用いて検索をかけたとするとどうでしょうか。

これらをキーワードマップに落とし込んでみると、「日本酒」というキーワードを中心に、放射状に「おつまみ」という関連語があり、その先の枝分かれに「簡単」「人気」「コンビニ」があることで同じカテゴリの語群であることが可視化されます。このようにキーワードマップを作ることで、ユーザーの検索意図は「日本酒でおうち飲みを楽しみたくて気の利いたおつまみを探したい」ということだと導き出すことができるのです。

※なお、goodkeywordは2020年11月11日をもってサービスを終了し、ラッコキーワードに統合されます。

キーワードマップを使うメリット

洗濯挟みに吊るされた「Merit」のカード

キーワードマップを使うメリットを3つご紹介します。

SEO対策に有効であること

例えば2020年現在のSEO対策においては、1つの対策キーワードを1つのコンテンツに落とし込むだけでは上位表示することができません。Webサイトやメディア全体で対策キーワードに関する情報を網羅できており、専門性が高いということがGoogleに評価されるためです。

例えばビッグキーワードの場合は1つのコンテンツだけで上位表示するのは難しいですが、キーワードマップを用いて関連性の高いキーワードを探した後、それぞれのコンテンツを作成して関連ページとして配置したり、内部リンクなどを貼ったりすればSEO対策として有効と言えるでしょう。

検索需要を意識してコンテンツ作成ができること

キーワードマップを作ってみると、1つのキーワードに対して関連性のあるキーワードの中にも検索需要の高いキーワードと低いキーワードが混在する時があるのがわかります。

そのような場合、検索需要の高いキーワードは1つのコンテンツを作って内部リンクで関連づける、検索需要の低いキーワードはコンテンツ内で複数用いて網羅する、といった形で検索需要に合わせたコンテンツ作成を行うのがよいでしょう。

既存のコンテンツで検索需要を満たしていないキーワードが何かわかること

キーワードマップを作成することで、今まで作成した既存のコンテンツで網羅できていなかった関連語がはっきりします。この網羅できていなかったキーワードについてのコンテンツを集中的に作成していくことで、よりユーザーの検索需要に応えるWebサイトやメディアを作ることができるでしょう。

キーワードマップ作成時の注意点

「!」マークを手に持つ男性

キーワードマップは、キーワードと関連語をただ繋げただけでは効果的に働いてくれません。SEO対策として有効なキーワードマップを作成するためのポイントを5つにわけてご紹介します。

①Webサイトやメディアのコンセプトを決める

自分の新規や既存のWebサイト、メディアではユーザーにどのような情報を伝えたいかということを決めます。なかなか思い浮かばない場合は、次の問いかけに対する答えを紙に書き出してみましょう。

  • 自分のWebサイト、メディアではユーザーに対してどのようなサービスや価値を提供したいのか?
  • 自分のWebサイト、メディアではユーザーとどのようなコミュニケーションを取ろうとしているのか?

キーワードはWebサイトやメディア内にあるコンテンツの軸となるものをコンセプトに基づいて選定するため、先にコンセプトをはっきり決めておかなければ、後々キーワード選定をした時キーワードとコンセプトにずれが生じます。このようなことを未然に防ぐためにも、最初にしっかりとしたコンセプトを決めておくことが大切なのです。

②ターゲット顧客のイメージ(ぺルソナ)を想定する

ペルソナとは、自分の提供するWebサイトやメディアを利用してくれる架空のユーザーのことを指します。ペルソナを設定することでWebサイトやメディアのコンセプトが明確になり、マーケティング戦略も立てやすくなるでしょう。ペルソナの属性、住んでいる場所、職業、年収など具体的に想定しておくことが大切です。

③メインキーワードの設定

キーワードマップのメインとなるキーワードを1つ決めます。メインキーワードは次の2つの条件に当てはまるものを選びましょう。

  • Webサイトやメディアのコンセプトを表すキーワード
  • ターゲット顧客が共通して検索しそうなキーワード

ここでメインキーワードがうまく決まらなかったり、関係者の意見が合致しなかったりした場合は再度コンセプトを考え直してみるのもよい方法です。

④関連キーワードの選定

メインキーワードに関連するキーワードを選びます。関連キーワードを選ぶのに役立つツールを2つご紹介します。

Googleキーワードプランナー

Googleが無料で提供しているキーワード選定のためのツールで、入力したキーワードに関連するキーワードと検索ボリュームを調べることができます。

goodkeyword

Googleの検索結果から関連するキーワードを見つけ出してくれる無料ツールです。GoogleキーワードプランナーとGooglegoodkeywordでは機能に違いがあるため、まずは両方使用してみて慣れたら状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。
※なお、goodkeywordは2020年11月11日をもってサービスを終了し、ラッコキーワードに統合されます。

⑤キーワードをカテゴリ分けする

さまざまなツールを使用して集めたキーワードを、検索意図に合わせてカテゴリごとに分類します。

キーワードマップの具体的な使い方

クエスチョンマークを虫眼鏡で見る

キーワードマップの作り方についてご理解いただいたところで、次はキーワードマップを活用したコンテンツの作り方を5つにわけて説明します。

①競合サイトの調査を行う

最初にキーワードマップで取得したキーワードを基に、競合サイトについて調査を行います。Googleでそのキーワードを用いて検索をかけ、上位に表示されているコンテンツに目を通すのです。

この時上位のコンテンツは複数見ておくようにしましょう。これは、Googleで上位表示されているコンテンツはユーザーの検索意図を満たしていると言えるため、いくつか目を通すことによってどのような検索意図なのかを考えることが目的です。競合サイトのコンテンツは「実際のユーザーが」「今」必要としている情報の検索結果だと意識できるとさらによいでしょう。

②コンテンツの方向性を決める

キーワードマップと競合サイトの調査で導き出した検索意図から、コンテンツに含める情報を整理して方向性を固めます。キーワードマップからキーワードを3~5個ほど使うと方向性が定まるでしょう。

この時使用するキーワードの数が多すぎると情報過多で焦点が定まらず、何を伝えたいのかわからないコンテンツになってしまいます。逆に使用するキーワードの数が少なすぎるとコンテンツの内容が偏ったり、薄い印象になったりするため注意しましょう。

③コンテンツのタイトルと見出しを決める

Googleでは検索順位を決める上で、どのような情報を取り扱っているかを判断するためにタイトルの内容を見ています。このためタイトルにはメインキーワードと少しの関連キーワードを含めることが必要です。また、見出しにもキーワードを含めるのですが、競合サイトの見出しの内容を網羅できると差別化が図れます。タイトルも見出しも、Google検索の上位コンテンツを参考にしながら考えると、よりよいものができるでしょう。

④コンテンツの内容を決める

コンテンツの内容を検討する際もGoogle検索の上位コンテンツを参考にするのは大切ですが、Googleに評価される上で重要なのは競合サイトとの差別化であることも忘れてはいけません。自分のWebサイトやメディアでしか提供できない独自の情報を必ず含めるようにしましょう。

⑤コンテンツを作成する

コンテンツの内容を作成します。この時結論を最初に記載し、具体例、まとめ、付加情報という順番で書いていくと、ユーザーにとって伝わりやすい文章となるでしょう。

キーワードマップ作成ツールを紹介

キーワードマップは今までの流れで見てきたとおりSEO対策に効果的ですが、手作業で作成するとなると時間がかかるため、無料で使用できるキーワードマップ作成ツールを4つご紹介します。

keysearch Beta

keysearch Beta

keysearch Betaは世界の主要国のGoogleサジェストを自動取得し、キーワードマップを作成してくれるツールです。現在、日本・アメリカ・タイ・インドネシア・台湾に対応しています。キーワードマップを一度作成するとその内容を画面上で確認できるだけではなく、CSV形式でダウンロードしたり、SVG形式で保存したりできます。キーワードの枝分かれが2回までということと、キーワードの検索ボリュームは調べられないことに注意しましょう。

OMUSUBI

OMUSUBI

OMUSUBIは検索エンジンに応じたキーワードマップを作成することができるツールです。画面右上のプルダウンで国は日本とUS、検索エンジンはGoogle、YouTube、Amazon、Bing、Dailymotion、Wikipediaの中からプルダウンで選択できます。また、キーワードマップの中の黄色い円は、関連キーワードの中でも関連要素が強いキーワードを示しているのです。自分では思いつかない意外なキーワードを探したい時に使うとよいでしょう。

keywordmap for SEO

keywordmap for SEO

Keywordmap for SEOは株式会社CINCが提供するデータ調査・分析ツールです。50を越える機能を備えていますが、無料で使用できるのは「自然検索調査」機能で自分のサイトと競合サイト両方の上位表示キーワードを調べることができます。

また、キーワードマップは有料の「ユーザーニーズ調査」という機能を用いて作ることができるのです。導入事例は大手ECサイトの運営会社、広告代理店の関連企業など有名企業が多く、実績の数値も大きいのが特徴と言えます。使用する機能により料金プランが異なるため、有料の機能を使いたい場合はHPより問い合わせが必要です。

KEYWORD FINDER

KEYWORD FINDER

KEYWORD FINDERは株式会社devoが提供するSEOキーワード選定ツールです。40を超える機能を備えていて、7日間の無料デモ体験から使用開始できます。キーワードマップ機能は「月間検索数」「SEO難易度」などを色分けしてわかりやすく表示してくれるのが特徴的で、無料デモ体験でも使用可能です。導入事例を見ると業種の幅が広く、使い方が各企業により個性的だと言えるでしょう。

利用料金は3つのプランに分かれていて、小規模Webサイト向けのスタンダード¥50,000、Webサイトを複数運営しておる場合におすすめのプロフェッショナル¥100,000、大規模WebサイトやSEO事業向けのエンタープライズ\200,000となっています。他にもオプションをつけることや個別見積対応なども可能なので、無料デモ体験の後本格的に使用してみたい方はホームページから申込をするとよいでしょう。

まとめ

SEOのキーワードマップが表示されたタブレット、メモ帳とペン、コーヒー

キーワードマップはユーザーの検索意図を構造化して把握できるため、ユーザーの検索需要に合ったコンテンツを作成したい時に便利に活用できる手法だとわかりました。検索需要を満たしていない部分のキーワードを探してコンテンツ作成をしたり、競合調査に使用できたりと、一度覚えてしまえば長くSEO対策として使い続けることのできる方法なので、Webマーケティング担当者にとっては魅力的だと言えるでしょう。

Googleのアルゴリズムの変化が激しい時代であっても、キーワードマップはGoogleの理念である「ユーザーファースト」をかなえるための基本に沿ったSEO対策です。ぜひ積極的にキーワードマップを作成し、ユーザーにとってわかりやすく使いやすいコンテンツを作り続けていってください。

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