SEO、検索のイメージ

やりっぱなしになってない?SEOの正しい効果測定方法を伝授します!

SEO、検索のイメージ

SEOの効果測定と聞くと、「検索結果での表示順位」と連想する方が多いと思います。確かにそれも一理ありますが、そうシンプルでないのがSEOです。

ちなみに、国内における検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo!の2つでほぼ9割を占めていますが、実は、Yahoo!はGoogleのエンジンを借りています。このことを踏まえ、この記事ではGoogleが重要とする評価基準を軸に、SEOの正しい効果測定方法について解説していきます。

SEOに効果測定はなぜ必要?

「NEED」と書かれたブロック

そもそも行ったSEO施策についての効果測定はなぜ必要なのでしょうか?基本的なことですが、ここできちんと押さえておきましょう。

変動する適正性

SEOに関する施策は非常に多く存在し、そのそれぞれの適正性は世の中の多種多様なファクターによって複雑に変動を続けています。それがゆえ、一度成功した施策でも、時間の経過の中で効力を失っていくということは珍しくありません。効果的なSEO施策を打ち続けるには、アクションに対する効果の計測・分析を定期的に行い、常にその適正性をジャッジすることが必要不可欠と言えるでしょう。

変動するランキングアルゴリズム

200を超える基準によって、各Webサイトの検索順位を決定しているGoogleのランキングアルゴリズム。このランキングアルゴリズムも同じく、日々アップデートを繰り返しています。検索結果で上位表示を獲得・維持するためには、さまざまな指標をもとに効果の測定と分析、洞察を進め、施策の継続や改良、新しい策の立案などを進める必要があります。

SEOは効果が出るまで時間がかかる

SEOとは、PDCAを回しながらそのノウハウを掴んでいくもの。つまり、成果が出るまでには時間がかかるのです。これに関して、Googleは公式に以下のように言及しています。

”成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4か月から1年かかります。”
引用元:SEO が必要なケース – Search Console ヘルプ

そして、この長い道のりの中で正しい進行方向に向かって一歩を踏み出し続けるには、施したSEO対策一つひとつに対して良し悪しを確認する作業が欠かせないでしょう。

SEOの効果測定をするメリット

ビジネススコアがエクセレントに傾くイメージ

SEOの効果測定をする必要性が確認できたところで、今度はそのメリットを見ていきましょう。

作業の効率化

先に述べたように、SEOで成果を上げるには継続的な効果測定が欠かせません。では、効果測定で得た結果をもとにPDCAを回し続けていくと、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか。例えば検索結果で上位に表示されるようになると、下記のようなメリットが見込めます。

  • 高いブランディング効果
  • 広告よりも低コストかつ中長期的に安定した集客
  • コンバージョン率が高いユーザーの獲得

このような成果を上げSEO効果の波に乗ることができれば、おのずと費用対効果や労力対効果が高まることが予想できます。継続的なブラッシュアップは施策の最適化を促進するのです。

測定ツールが豊富にある

近年、SEOへの注目は高まりを続けており関連市場も拡大の一途をたどっています。SEOの効果測定ツールにおいても、使いやすくて高精度のものが無料ないし有料で多く世に出回っています。検索順位をチェックしてくれるツールやキーワードをチェックしてくれるツール、ソーシャルネットワークでの共感度を測定してくれるツールなど、多種多様なものが豊富にそろっているので、求めているものを見つけやすいというメリットがあります。

SEOの効果測定で見るべきポイント

rankingが上昇するイメージ

多くのサイト運営者がSEO対策に取り組む主な目的は、第一に、より多くの人に自社のWebサイトへアクセスしてもらうことです。そして、ユーザーに有益なコンテンツを提供した上で、売上ないし広告収入などで収益をあげることです。ということは、取り組んでいるSEO施策が効果を発揮できているのか否かを測定するには、最終目的である収益向上と強い関連が予測されるファクターに目を向けることがポイントとなるでしょう。

一般的に、最も重要視されているのは「検索順位」です。GoogleやYahooでの検索表示が上位であるほど得られる見返りが大きいとされており、検索順位やそれと関連性が高い指標がSEO効果測定における主なチェックポイントとされています。具体的には以下のような指標が挙げられます。

  • 検索結果での順位の推移
  • ターゲットキーワードの有効性
  • オーガニック検索流入数
  • ユーザーエンゲージメント

これらについては専用のツールを使ってチェックすることになりますが、まずはそれぞれの指標について解説していきましょう。

検索結果での順位の推移

基本的なことですが、SEO対策を始める際にまず取り掛かるのは、「どのキーワードで上位を狙うのか」というターゲットキーワードの設定です。なぜ上位を狙うのかというと、上位表示のWebサイトはユーザーの目に留まる確率が高いため、アクセス数増加によって新規顧客獲得などの恩恵を期待できるからです。「検索順位の推移」がSEOの効果測定において最も着目される所以はここにあります。順位の推移を追い、上昇しているのであればSEOの効果が見込め、下降傾向や停滞気味であれば要因を追求し、新たな施策を練る必要があるでしょう。

推移の確認は定期的に行うことが重要です。その理由は、普段から推移を追っていないと変動が一時的なものなのか、それとも継続的なものなのかを判断することができないから。また、キーワードの設定はサイト全体ではもちろん、コンテンツごとにも設定しますが、コンテンツごとの効果を測定するためにはページ別での検索順位の確認が必要です。

検索順位のチェックは最もスタンダードなSEO効果測定の一つと伝えましたが、実は難点もあります。SEO対策というのは複数の施策が同時に進められているケースがほとんどであり、検索順位だけを評価基軸としても、どの施策がどの程度成果につながっているのかを把握することは困難です。これでは改善施策を立案することができないため、他の指標との照らし合わせが求められます。

ターゲットキーワードの有効性

「主力に設定しているキーワードはしっかりとアクセス数を稼げているのか」や「コンバージョンを生んでいるのか」など、そのキーワードの有効性も確認すべきポイントです。

例えば、ターゲットと設定しているキーワードがそもそも検索数が少ないニッチなワードだった場合、そのサイトがいくら上位表示されていても稼げるアクセス数には限界があります。また、同じ一つのキーワードにおいて、運営側が関連づけて提供しているコンテンツと、実際にユーザーが求めているものが適合していない場合、残念ながらそのページはクリックされにくい傾向にあります。

キーワード別のアクセス数やコンバージョンに目を通し、ターゲットに設定しているキーワードが期待通りのパフォーマンスを行なっているか、その成果を見極めましょう。時に、狙っていたものとは異なるキーワードが好成績を生んでいたという発見があります。ターゲットキーワードの見誤りはSEO施策の根底を揺るがすことにもなりかねません。キーワードの有効性について定期的なチェックを行うように心がけましょう。

オーガニック検索流入数

オーガニック検索流入数(自然検索流入数)とは、広告枠からではなく、GoogleやYahooなどのオーガニックサーチ(自然検索)経由でのアクセス数のこと。ここでも、上昇・下降・停滞といった推移状況をもとにSEOの効果を測定することができます。

例え全体のアクセス数やユーザー数が増加していても、オーガニック検索を経由した流入数が減少しているのであれば、それは講じたSEOによって得た成果であるとは言い難く、施策を切り替える必要性が高いということになります。

ユーザーエンゲージメント

上位表示がもたらす好影響については先ほど解説しましたが、そもそもSEO効果を狙うのであれば「検索順位はGoogleからの評価の高さに準じている」という基本原理について深く理解しておく必要があります。Googleは「ユーザーファースト」というポリシーのもと運営を行なっており、「ユーザーにとって有益である」とみなされたサイトが優先的に上位に表示される仕組みをとっています。この「有益である」という評価は、Google独自のアルゴリズムのもとで多様な要素によって定義されていますが、そのうちの一つが「ユーザーエンゲージメント」です。

ユーザーエンゲージメントとは、一言でいうと「ユーザーとの繋がりの強さ」。例えば、最新の情報や魅力的なコンテンツを提供しているサイトは、ユーザーから高いエンゲージメントを獲得しやすいと予測できます。

このユーザーエンゲージメントを評価する主な指標は、セッション時間(ユーザーがそのページにどのくらいの時間滞在したか)、平均ページビュー(何ページ閲覧されたか)、直帰率(始めのページだけを見て切り上げられてしまったセッションの割合)などです。他にも、FacebookやTwitter、Instagramでのイイねの数やシェアされた数もユーザー満足度を測る有効な基準として有用されています。

ユーザーエンゲージメントを高めることができれば、検索順位の上位化に伴う流入数の増加、そしてユーザー満足度向上によるコンバージョン率の上昇、という2つの効果が期待されます。優先的にチェックすべき指標と言えるでしょう。

SEOの効果測定結果に便利なツール

それでは、実際にSEOの効果測定を行う際に使うツールについて紹介していきます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

SEOの効果測定に限らず、Webサイト運営における必須ツールと言えるのが「Googleアナリティクス」です。Googleアナリティクスはその名の通り、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。基本的には無料で利用でき、ユーザー数やセッション時間、チャネルごとの流入数、コンバージョン率など、Webサイト解析に必要な情報が豊富にそろえられています。毎日目を通すことでデータ推移の特徴や傾向を把握しやすくなるでしょう。利用者が多いため、周囲や書籍、Webサイトなどから関連情報を収集しやすいという点もメリットの一つです。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール

同じくGoogleが提供している「Googleサーチコンソール」は、運営サイトの検索トラフィックや検索順位、クリック率の測定など、サイトの注目度を上げるために役立つデータを解析できる無料ツールです。Googleアナリティクスなど、Googleが運営する他のツールと連携して利用することもできます。閲覧目安は週に一回程度と言われています。

またGoogleサーチコンソールのみが有する機能として、運営サイトが検索表示された際のキーワード情報を取得できるという機能や、エラーやペナルティーなどの問題検出時にメールで通知を受け取れるという機能があります。

このツールの難点は、Google以外の検索エンジン上のデータは取得できないという点、そしてデータはリアルタイムより2〜3日遅れで反映されるため最新の状況を把握できないという点です。

SEOチェキ!

SEOチェキ!

「SEOチェキ!」は最も有名なツールの一つで、無料かつ簡単にSEOの効果を測定することができます。診断における操作は「サイトSEOチェック」「検索順位チェック」「キーワード出現頻度チェック」「発リンクチェック」「Whoise情報チェック」の5つの機能のもとで、WebサイトのURLやキーワードを入力するだけ。

「検索順位チェック」で確認できるキーワード数は1回につき3つと少なめですが、使いやすさや診断スピードの速さに加え、内部対策から外部対策、競合サイトに関する総合的な分析を行えるいう点などが多くのユーザーからの支持を集めているようです。

GRC

GRC

サービスが開始された2004年から今まで、歴史あるSEO順位ツールとして実績と知名度を築いてきた「GRC」です。運営するサイトの検索順位とその周辺データを多角的なアプローチで拾う機能や、グラフ表示といった順位変動の要因を視覚的にとらえやすくする機能など、SEO施策が検索順位に及ぼした効果を深く洞察するために必要な機能が豊富に搭載されています。

有料ツールですが、利用料が他の有料ツールよりも格段に安く、それでいて高性能であるという点が高く評価されています。ちなみに、利用項目は限定されますが無料で利用することも可能です。導入の際はパソコンへのインストールが必要です。

Mieruka(ミエルカ)

Mieruka(ミエルカ)

「Mieruca(ミエルカ)」は順位計測や競合分析、コンテンツ作成を一つのクラウドでまとめて行う有料のSEO管理分析ツール。月額利用料金が法人利用で15万円からと高額であるにも関わらず、利用社数1,000社、契約継続率はなんと99.2%という高い人気を博しています。これだけの信頼を集めることができているのは、Mieruka(ミエルカ)が利用料金以上の成果を生み出しているからでしょう。

そんなMieruka(ミエルカ)の売りは、AI(人工知能)やビッグデータなどの最新テクノロジーを駆使した高い精度での測定や分析、提案機能です。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール と連携し、コンバージョンにつながるキーワードを推測したり、既存コンテンツの文章解析を行い不足しているワードや関連ワードを提示したり、ユーザーの心理を予測したりなど…SEO効果を最大限に上げるために役立つヒントを提示してくれます。

まとめ

「SEO」と書かれたブロック

SEOの効果を測定するための指標は多く存在しますが、あまりにも多くの指標に目を向け過ぎると情報が混雑し進路を見失ってしまう可能性が高いです。円滑に分析を進めるために、事前に的を絞っておくというのも有効な手の一つでしょう。

そして、施したそれぞれのSEOの成果を適切な測定によって把握したら、それが成功であろうと失敗であろうと、その要因の追求を行いましょう。即効性のあるSEO施策というものはこの世に存在しませんが、このように地道に進んでいくことによってこそ大きな成果を得られる日が来るのです。

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