VIDEO ADVERTISING

広がる動画広告市場!拡大の背景とこれからの傾向

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「テキストよりも動画のほうが2倍記憶に残る」このような研究結果がアメリカ国立訓練研究所より発表されています。広告の形態が静止画を使ったバナー広告から、音声や音楽と共に動きのある映像を使った動画広告に徐々に移り変わりつつあります。
クリック率が他のバナー広告よりも高く、現在では動画広告が最もユーザーの関心を惹くマーケティング手法となっているのです。 動画広告の市場は2018年には1,843億円程と2017年と比較してみると134%増の規模になっており、日本の総広告費の102.2%と比較すると成長ぶりが一目瞭然です。

最近、流行している動画広告ですが、

  • 動画広告は何が良いのか?
  • 動画広告を出稿しようとしているが、そもそも何か?
  • 本当に効果があるのか?

このように、動画広告についてあまり詳しくない方もいらっしゃると思います。そこで今回の記事では、動画広告そもそもの基礎知識から、動画広告の市場について説明していきます。動画広告、動画広告市場についての概要が知りたいという方はまずはご一読ください。

※参照:動画は「記事コンテンツの2倍」記憶に残る――忘れられない企画の「3つの要素」 | movieTIMES ムービータイムス

そもそも、動画広告とは?

?マークを持つ女性

Youtubeを視聴したことがありますか?視聴したことがあるユーザーでしたら、Youtubeを再生している途中に、サービスや商品の紹介やPR動画に突然切り替わってしまい驚いた経験をお持ちかもしれません。

また、SNSのタイムライン上に出てくるPR動画も、これらそれぞれがまさに動画広告です。動画広告とはWeb広告の一種で、Youtubeや近年ではSNSなどの動画視聴が可能なソーシャルメディアに出稿する広告の手法です。最近では、当たり前のように広告が動画で作成されるようになってきております。世界人口の5人に1人がユーザーといわれているYoutubeは間視聴者数は15億人超にまでのぼり(2017年6/21日情報) 、いまやネット人口の8割が視聴しているという計算になります。スマホやインターネットが普及した現在、動画広告市場というのは拡大の一途をたどっており、今後も拡大が予想されます。広告を出稿するにはYoutubeはうってつけの市場なのです。

動画広告のメリットは?

ここまで市場の拡大が期待される動画広告ですが、なぜここまで成長しているのでしょうか。それは普通の広告とは異なる、メリットを持っていることが挙げられます。動画広告ならではのメリットは以下の3つに大別できます。

  • ユーザーへの情報量が多い
  • 広告費用が他の広告と比べて安い
  • 広告の拡散性が高い

それぞれ紹介していきます。

ユーザーへの情報量が多い

広告というと通常、静止画が多いです。それに対して、動画広告は音声や音楽と共に動きのある映像を使っています。画像だと視覚のみにしか働きかけることができませんが、動画だと、動きや音楽を同時に使用できるので視覚と聴覚の2つに商品やサービスを働きかけることが可能です。そのためユーザーにメッセージを効率よく伝達できます。1分間の動画で伝達でき情報量はWebページの3,600ページ分に相当するといわれています。これがユーザーへの情報量が多いといわれる所以です。

調べによると、画像やアニメーションによって広告をだすバナー広告と比較すると、動画広告の方が14倍ユーザーに閲覧させる時間が長いというデータまであります。閲覧時間が長いということは、それだけユーザーの興味を惹くことができており、売り上げに繋がりやすくなります。ヒトは静止画よりも動画を好むのです。InstagramやPinterestと呼ばれる写真や動画共有アプリが最近流行っていることからもそれは読み取れます。

広告費用が他の広告と比べて安い

TVやCM、新聞などに広告を出稿しようとすると、メディアや広告内容によりますが何十万~何百万かかります。しかも、ユーザーに必ず見てもらえるといった保証はありません。それに比べて、動画広告は1視聴あたり目安として何十円~となっています。しかも、再生保証型が多く、ユーザーに見てもらえる確率が高いといった面もあります。まだ、商品のことを認知していないユーザーにも、認知してもらいやすいです。

広告の拡散性が高い

動画広告では静止画の広告よりも、動きのある映像と音楽で見ているユーザーのこころをより動かすことができます。こころを動かされる広告は、印象や記憶に残ります。そうした感情を知り合いや友人に共有する目的で、動画がシェアされたりします。動画のシェアが進むことで、結果として広告を多くのユーザーに見てもらうことができます。また、言語が分からなくてもその壁を越えて相手に伝えることができます。もちろん、そのように質の高い動画を作成することは簡単ではありませんが、幅広いユーザーに情報を届ける可能性は秘めております。

動画広告の種類

動画広告にどのような種類があるのかをご紹介いたします。動画広告には大きくわけて、インストリーム広告、インリード広告、インバナー広告の3つに分類できます。

インストリーム動画広告

Youtubeを再生する直前や、視聴の途中で入る動画広告のことです。動画広告ときいて、これを1番に思い浮かべるひとも多いのではないでしょうか。インストリーム動画広告は、動画本編が視聴される画面で再生することができます。他の広告よりも大きな画面で再生することで、ユーザーに強く印象をあたえることが可能です。15秒から1分程度の動画広告がおおいです。このインストリーム動画広告は、映像や音声を使い商品やサービスの魅力を効果的にユーザーに伝えることができます。ただ、動画コンテンツの本編を視聴したいユーザーを邪魔するように広告が出稿されるため、不快に感じている人が少なくないというのが現状です。

また、インストリーム動画広告にも種類があります。

  • プリロール動画広告・・・動画を視聴するまえに、自動的に再生される動画のこと
  • スキッパブル広告・・・5秒経過するまではスキップができない動画のこと
  • ノンスキッパブル広告・・・強制的に動画広告を最後まで再生させる動画のこと。15秒~30秒くらいの動画が多い

インリード広告

SNSのタイムラインやWebページをスクロールして、動画広告が画面に表示された段階で再生がはじまる仕様の広告です。FacebookやTwitterなどで主に採用されております。表示ページをスクロールすることで動画再生やスキップに対応でき、ユーザーが興味を持った動画広告だけを気軽に閲覧することができます。興味のあるコンテンツの間に挟まれるように配置されており、違和感なく広告を掲載することができ、ユーザーにとってはストレスを感じづらい広告です。インストリーム広告よりも不快に感じているユーザーは少ないです。

インバナー広告

通常のバナー広告が設けられている枠に動画広告を配置して再生させる広告です。簡単にいうといままでの静止画広告を動画にしたバージョンです。たとえば、Yahoo!トップページなどで見られる、バナー広告の動画バージョンです。動画視聴サイト以外の広告枠に配信することができるため、動画を視聴する意思がないユーザーに対してもアプローチをすることができるのが特徴です。動画広告のなかで一番主張が少ない広告形態で、他の動画広告と比較して広告接触によるストレスを感じないと回答しているユーザーが1.6倍多いという結果も発表されております。インストリーム広告のように、使い勝手や使いやすさを阻まない広告スタイルが好感をよんでいます。

広がる動画広告市場

屋上に立つ男性

急成長を遂げている動画広告市場。2012年から2017年までのわずか5年間で動画広告市場は14倍にまで達し、2018年の動画広告の市場規模は、1843億円(前年比34%増)と推計されています。

サイバーエージェント社レポートによると、市場全体の85%を担っている、スマートフォン向けの動画広告が1563億円と成長を遂げており、PC向けは280億円といわれています。サイカの企業の広告宣伝担当者約200人を対象とした「動画広告の活用実態アンケート調査」によると、8割以上の担当者が動画広告を活用していることがわかりました。

動画広告では短い時間で自社の魅力を詰めこみ、ユーザー自身が商品、サービスをつかっているイメージをもたせることもできます。自社がどういう風にユーザー商品やサービスをうちだしたいのか、ブランディングも含めて動画広告を作成しております。ただ、自分の思ったようなブランディングやSNSの特徴をうまく利用した動画制作ができないと逆効果になって、マイナスイメージにつながることもあります。

そんな中それぞれの会社が、『製品・サービスのブランド価値向上』、『製品・サービスの認知向上』『製品・サービスの購買促進』を期待しこぞって動画広告を打ち出しています。これほどまでに勢いのある動画広告ですが、世の中には多種多様な広告媒体があるなかで、なぜ動画広告市場がここまで拡大しているのでしょうか。

動画広告市場が広がった背景

スマートフォンを操作する女性

2008年ごろから人気を博したスマートフォン。その台頭によって、生活の中心がテレビから徐々にスマートフォンに移っていきました。テレビ離れの原因ともいわれているほどです。動画広告が導入されたのは2011年~2012年ごろ。Youtubeの普及によって、インストリーム広告をはじめとした動画広告という広告手法が登場しました。スマートフォンの画面上に広告を表示できる動画広告は最適な広告手法といえます。たくさんの企業がこぞって動画広告をだし認知拡大を狙っているのもうなずけます。

さらに、Twitter、Instagram、Facebookなどの動画再生可能なSNSの流行により、動画広告がより身近なものになってきました。さまざまな生活者層へ動画広告を届けることができる通信環境が整ってきたのが拡大の要因のひとつでしょう。

動画広告の具体例

動画を使った宣伝を実際に具体例を挙げつつ説明いたします。

タクシー広告用動画 採用管理プラットフォーム「HERP ATS」

採用管理プラットフォーム「HERP ATS」の動画広告です。30秒ほどの動画で、「スクラム採用」とよばれる聞き慣れない採用方式についてまとめています。ストーリー調の動画で、ユーザの好奇心を煽り、しっかり興味を惹きつけ「スクラム採用」の魅力を伝えています。

結婚相手紹介サービス オーネット

結婚相手紹介サービスの動画広告です。アニメーションのストーリー仕立てになっています。実際に結婚相手を探している方の共感を得るように、問題提起から解決までを30秒ほどの動画に盛り込んでいます。理想のパートナー探しを効率よくできることも表現されています。

浴衣の帯の結び方 How to 動画

「浴衣の帯の結び方」の動画広告です。商品の具体的な活用法を動画で紹介することで販売促進を狙っています。ユーザが求めている情報を考え企業が届けることで、その情報にユーザは価値を感じます。そうすることでより商品の理念やビジョンなどに共感を得やすくなり、購買意欲を高めることができます。

動画広告市場はさらに拡大する

指フレームで海をとらえる女性

サイバーエージェント社の資料によれば、2024年には動画広告市場が約5,000億円になるといわれています。2018年の市場は約1843億円でしたので、6年で市場規模が約2.7倍に拡大する予想です。特にスマートフォン利用の拡大の影響が大きく、2018年のスマートフォン動画広告の需要は前年対比143%で成長し、動画広告需要全体の85%に達しています。

その拡大する要因として多大な影響を与えるといわれているのが5Gと呼ばれる、移動通信システムです。これからの時代はあらゆるものがネットワークにつながる『IoT』が主流になり、世の中をますます便利にするための仕組みができます。

たとえば、クルマ、バスの自動運転化や、医療関係では手術の細かい作業の遠隔操作化やウェアラブル機器を身に付け、自身の健康状態の管理などです。IoT化することでできることが大幅に広がります。そこで欠かせないものが5Gなのです。このシステムは2020年に、日本で商用化予定です。5Gによって現在使用されている4Gとよばれる通信システムの100倍以上もの通信速度になるといわれています。ダウンロードなどをする待ち時間や、データ通信の遅延がより軽減されます。それによって、いままで以上に静止画よりも動画が使われることが主流になり、より高度で複雑な動画広告の作成が可能になりバリエーションが広がると予想されます。動画を活用したマーケティングによって、動画広告市場はさらに大きく飛躍すると考えられています。

※参照元:サイバーエージェント、2018年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント

まとめ

手の中に動画を持つイメージ

今回は動画広告とその市場についてご紹介しました。技術の進歩によって、広告の形態も静止画から動画に徐々にうつりかわっており、広告の表現の幅も大きく広がりました。これからの5Gの導入による新たな動画広告市場の動向が楽しみです。今後ますます注目されることが予測される動画広告市場からは目を離せませんね。

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