DSPのイメージ

【初心者向け】今すぐ使える!DSP広告の仕組みや種類の基本を解説

DSPのイメージ

Web広告の種類が多様化した昨今で、もっとも効率的にターゲットへ訴求できるとされているのがDSP広告です。

今回は初心者向けにその仕組みや種類、さらに効率良く活用するためのテクニックまでを幅広く紹介していきます。DSP広告とはどのようなものなのか、どのような種類があり、どう比較すべきなのかを知るだけで、Webマーケティングの理解をグッと深められるはずです。

DSPとは?注目を集め始めた背景と仕組みを解説

DSPと書かれたメモ帳

DSPは「Demand-Side Platform」の略となり、広告主側のプラットフォームを指します。

Webマーケティングに興味をもち、DSP広告を検討している方が第一に理解しておくべきなのが、注目され始めた背景とその仕組みです。

メリットやデメリットについては後ほど解説しますが、DSP広告のどのような点が優れているのかを理解するための基礎を固めていきましょう。

DSP広告が注目され始めた背景とは?

DSP広告が注目され始めた理由は、Web広告が効率的であることが分かっていながら、ユーザーへの効率的なアプローチにはかなりの工数が必要だったためです。Webマーケティングに興味をもっているみなさんであれば、すでに理解していると思いますが、最近はユーザーの動向を追い求めることが広告を最大限に活用する1番の近道と言われています。

しかし、マーケターには、「なぜその広告を見て商品を購入したのか?」、「どのような経緯で広告を出しているサイトへ流入してきたのか?」を分析している時間はありません。自分でECサイトを経営している方ならなおさらです。

そんな広告の効果を最大限に活用したいと考えながら、工数がかかりすぎるというマーケターが増えたために、自動で効率的なアプローチを実現してくれるDSP広告に注目が集まっているのです。

仕組みとは?DSP広告の種類を比較する前に理解したい基本

ここからは、高い費用対効果が見込めるとされているDSP広告の基本である仕組みを解説します。

ユーザーの視点では、訪れたWebサイトに0.1秒といったスピード感で表示されますが、その裏側では適切な広告を表示するためのオークションがおこなわれています。

まず、Webサイトなどの媒体にユーザーが訪れると、その通知がSSP(サプライサイドプラットフォーム)と呼ばれるシステムに届きます。そして、その知らせを受けたSSPは、ユーザーの性別、年代、興味、行動履歴などの属性を、広告を出したいサービスがストックされているDSPへ参照のリクエストを送信します。

広告を出したいサービスはすでにDSPへ入札額を提示しており、もっとも高い金額を提示している広告が選び出され、その結果がユーザーへの広告として通知されます。

このようにすべてを自動で、さらにユーザーのニーズを満たしてくれるアプローチを実現しているのがDSP広告です。

DSP広告のメリットとデメリットとは?

DSPのメリット・デメリット

ここまで紹介してきたように、DSP広告はユーザーの属性を読み取り、瞬時におこなわれるオークションによって、適切な訴求を実現してくれるシステムです。

しかし、どんなにすぐれているサービスにも必ず良し悪しがあります。どのくらいの種類があり、どのサービスを利用するかを比較する前にDSP広告のメリットとデメリットを整理しておきましょう。

DSP広告の最大のメリットとは?

これまで解説してきた注目を集め始めた背景や仕組みからも分かる通り、DSP広告の最大のメリットはマーケターの工数を大幅に減らしてくれることでしょう。

Web広告も日進月歩であり、少し前まではテレビCMと同じように広告の多さやもともとの知名度によって、その成果が決められていました。しかし、Web広告の効果が企業だけでなく、個人にも浸透し、ECサイトを経営する方々が参入したことで、次第にユーザーの性別、年代、興味、行動履歴などの属性にマッチさせることがマーケターの課題となりました。

そんな環境におかれるマーケターにとって、工数を大幅に減らしてくれるDSP広告のメリットは非常に大きな価値をもつと言えるでしょう。

悪い点もある?DSP広告のデメリットとは?

利点ばかりに見えていると思われるDSP広告ですが、残念ながらデメリットもあります。それは、すべてが自動で進行するという利点があることで生まれる不透明さです。

これまで解説してきたようにDSP広告は、ユーザーがサイトを訪れたところから、広告を表示させるまでのすべてを瞬時におこなってくれますが、その成果がどこのメディアで生まれたものなのかが広告主に知らされることはありません。

実際の利用者の感覚では、「DSP広告を提供しているサービスを利用する。その成果が還元される」といったイメージになり、どこに広告を出すべきかといった悩みがなくなる一方で、どのメディアとの相性が良いのかといった分析をおこなえません。

そのため、効果が見込めるメディアへの広告コストをさらに高める、あまり効果のない媒体への広告を止めるといった次の戦略にいかすことはできないわけです。

Webマーケティングに関する悩みがなくなる一方で、なぜ広告がうまくいっているのか、どうすればさらに高い効果を見込めるのかを分析できないという点がDSP広告のデメリットと言えます。

ただしこのデメリットは、この後説明する手動調整型DSP広告を活用することで回避できます。

初心者が知っておきたいDSP広告の2つの種類

Demand Side Platform

提供しているサービスを利用するだけで、高い費用対効果を期待できるDSP広告ですが、違いのある2つの種類から形式を選べます。

ここからはアルゴリズム型DSP広告と、手動調整型DSP広告の2つの種類を分かりやすく解説していきます。Webマーケティングを自動化してくれるという共通点こそありますが、それぞれに違った利点があります。

設定を決めるだけ!アルゴリズム型DSP広告

目標となるコンバージョン数とCPA(Cost Per Acquisition/Cost Per Action)を設定するだけで、あとは盛り込まれているアルゴリズムによって自動的にユーザーへのアプローチをおこなってくれるのが、アルゴリズム型DSP広告です。

DSP広告ではユーザーからクリックされることが目的であり、その目的を達するためにどのくらいの予算をかけるかは、コンバージョン数とCPAの2つ数値を決めることで算出されます。

例えば、100回クリックされるために1万円の予算をかけると決めた場合には、1回のクリックへ100円を投資していることを意味します。そして、1回のクリックへの投資額は、そのままオークションの落札を狙う金額と考えられ、DSPからSSPへのレスポンスに用いられます。

このように広告主がどのくらいの金額を投資するかを決めるだけで、成果を問わずに自動的にオークションに参加し続けてくれるのが、アルゴリズム型DSP広告です。

細かな微調整ができる手動調整型DSP広告

自分でメディアが適しているかを選べる、従来のWeb広告に近い感覚を味わえるのが手動調整型DSP広告です。DSP広告は基本的に落札にかける予算を決めれば、結果に関わらず自動で広告を表示させる状態を保てます。

ただし、手動調整型DSP広告であれば、どのようなWebサイトに表示させたいのかを決め、そのターゲティングによって入札額を調整できます。

手動調整型DSP広告は、どの媒体に対しても同じ金額でオークションに参加するアルゴリズム型DSP広告と比較すると、さらに無駄のないWeb広告への投資をおこなえるといえます。

DSP広告の種類を比較して決定する際のポイント

DSPを選ぶ際のポイント

いくつかの種類があることを理解できたところで、初心者が利用を比較しているDSP広告から適切なものを選ぶポイントを解説していきます。

アルゴリズム型DSP広告や手動調整型DSP広告を比較するだけでなく、どのくらいの予算をどのような目的で投資するのかを明確にすることが重要です。

かけるべきコストを検討する

適切なものを選ぶ際のポイントの1つ目が、かけるべきコストを検討することです。DSP広告のメリットを理解すると、ついついどの種類を利用しようかと比較してしまいがちですが、まずは自分がかけるべきコストを検討することが重要です。

先ほど紹介したようにアルゴリズム型DSP広告は、コンバージョン数とCPAの2つ数値を決めることで自動的にかるコストを算出できますが、そのコストが高い効果をもたらしてくれるかどうかを知ることはできません。

しかし、手動調整型DSP広告であれば、どのようなWebサイトに表示させたいのかを決め、そのターゲティングによって入札額を調整し、どのメディアの費用対効果が高いかをおおまかに把握できます。

どの種類を利用すべきかを考えているWebマーケターが、DSP広告にかけるコストはメディアの相場を知るため投資、最低限の広告集を得るための投資といった意図によって異なるのです

DSP広告を活用する目的に合わせる

活用しようと考えたきっかけや目的によっても、利用すべきDSP広告は異なります。仮にA社とB社という2つの企業が、同じようにDSP広告の利用を検討していたとしても、その意図が違えば、利用すべきDSP広告も異なるのです。

A社が知名度をあげることを考えていた場合には、落札額が低いメディアにもアプローチできるDSP広告の種類を選択する必要があります。そして、B社が決まった属性をもつターゲットに効率良く訴求することを考えていた場合には、その属性に強いDSP広告の種類を選択する必要があります。

このように利用を検討し始めたきっかけや目的が違うだけで、選ぶべきDSP広告の種類も異なるのです。

利用するDSPの強みを冷静に分析する

利用を検討し、比較しているDSP広告から適切なものを選ぶ際の最後のポイントが強みを冷静に分析することです。先ほど紹介した2つのポイントを明確にしたうえで、比較検討するという段取りも非常に重要と言えます。

DSP広告にはアルゴリズム型DSP広告や手動調整型DSP広告といった種類だけでなく、PCに強いDSP広告やスマートフォンに強いDSP広告などの違いがあり、ターゲティングとマッチさせる必要があります。また、企業のグローバルIPとの紐づけができるDSP広告、過去の購買履歴を分類したうえで配信できるDSP広告などもあります。

初心者がチェックしておきたい主要DSPサービスを3つ紹介

ここからは、初心者がチェックしておきたいDSP広告サービスを3つ紹介していきます。基本的なDSP広告の仕組みや種類を正しく理解したうえで、それぞれのサービスのポイントを比較することで効率の良いマーケティングを実現できるでしょう。

ディスプレイ&ビデオ360|Google

DSP_ディスプレイ&ビデオ360

Googleが提供しているDSP広告サービスが、Googleマーケティングプラットフォームに含まれるディスプレイ&ビデオ360です。Googleブランドであるという安心感だけでなく、豊富な強力なオーディエンスデータ、コンテキストデータをもっているため、マーケターから高い信頼を獲得しているDSP広告サービスです。

MicroAd BLADE|株式会社マイクロアド

DSP_MicroAd BLADE

導入している企業が1万社以上あり、国内最大級の売上を獲得していると言われているDSP広告サービスがMicroAd BLADEです。配信できる広告の幅広さはもちろん、ターゲティングの緻密さや最適さなど、DSP広告の良さを体感できるサービスです。

クロスリスティングDSP|株式会社クロスリスティング

DSP_クロスリスティングDSP

クロスリスティングDMPと連携し、検索キーワードをもとにした広告配信を実現しているのが株式会社クロスリスティングのクロスリスティングDSPです。一般的なDSP広告は、ユーザーがメディアに訪問した時点でユーザーの性別、年代、興味、行動履歴などの属性を把握しますが、クロスリスティングDSPは検索キーワードから適切な広告を配信をおこなってくれます。

費用対効果の高い良い被リンクを増やすには

よい被リンクが増えるイメージ

これまでご説明した通り、DSP広告にはユーザーの性別、年代、興味、行動履歴などの属性をもとに、ニーズとのマッチング度の高い訴求を自動でおこなってくれるというメリットがあります。そのため、DSP広告の種類を正しく理解し、幅広いメディアを網羅していることを確認したあとであれば、予算をかければそれなりの効果を手にできます。

しかし、マーケターはさらに費用対効果を高める必要があり、DSP広告においては質の良い被リンクを選定することがその手法です。DSP広告の仕組みでは、どのメディアで効率の良いマーケティングをおこなえているかを確認することができないため、どのようなユーザーをターゲットにしたいのかを明確にしておくことが重要です。

また、定義しているターゲットに訴求できていることを確認するための、直接の広告購入と併せたDSP広告を活用、またDSP広告のなかでもアルゴリズム型と手動調整型を併用するといった方法で、結果の分析をおこなうことが質の良い被リンクを選定する一番の近道と言えるでしょう。

おわりに

DSP広告にはどのくらいの予算をかけ、ターゲットに訴求したいかを決めるだけで、非常に効率の高いマーケティングをおこなってくれる仕組みが盛り込まれています。

DSP広告サービスを提供している企業によって異なりますが、網羅できているメディアの幅広さやユーザーの性別、年代、興味、行動履歴などのデータが豊富であることが分かっており、それなりの費用をかけられれば、基本的に結果にならないということはありません。

ただし、費用対効果を高めるためには、おこなっているマーケティングの実証が欠かせません。DSP広告だけでは、どのメディアと広告の相性が良いのかを把握できないため、その他の手法を用いなければならないという点がDSP広告の難しさと言えます。

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