ニュースのキュレーションメディア

キュレーションメディア・サイトの役割や問題点、おすすめサイトについて

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「キュレーションメディアって最近よく聞くな」と思っていても、実際はどんなものなのか、誰でもできるものなのか、わからないという人も多いですよね。

キュレーションメディアやキュレーションサイトは、インターネットでの情報収集が当たり前になった現代において、当然のごとく増加したものとも言えますが、これまですでにいくつかのトラブルに発展したケースもあります。

今回は、キュレーションメディア・サイトの役割や問題点、おすすめサイトについてご紹介します。

キュレーションメディア・サイトとは

キュレーションメディアのイメージ

キュレーションメディアと聞けば、何を思い浮かべますか? あまりイメージがわかないかもしれませんが、グノシーやスマートニュースなどの言葉を聞けば、何となく知っている、あるいは見たことがあると心当たりがある人は多いでしょう。

キュレーションという言葉は、図書館や博物館の館長を指す「キュレーター」が語源となっています。キュレーションメディア(キュレーションサイト)とは、インターネット上の情報を、決まった条件によって整理しまとめたサイトのことを表します。

言い換えれば、インターネット上の様々なコンテンツを、ジャンルごとに分類して、読者が読みやすいように編集したりつないだりして公開するサービスのことです。読者にとっては、必要な情報が一度に簡単に閲覧できるため、とても便利ですね。

インターネットが普及する前は、雑誌を購入して情報を集める方法が主流でした。有名な雑誌としては、「主婦の友」などでしょう。今でも雑誌で情報を得る人は多いですが、インターネットでの情報収集が当たり前になっている特に若い世代の場合、雑誌よりもインターネットで必要な情報を探すため、キュレーションメディアやサイトのニーズが高いと考えられます。

キュレーションメディアを運営するメリット

  1. 低予算でも始められる
  2. インターネット上で多くの人の目に触れることができる

キュレーションメディアは、コストがあまりかからないため、予算があまり用意できない場合でも始めやすい点がメリットです。

また、キュレーションメディアでアクセス数を稼ぐと、広告収入などのビジネスにつながるため、記事の内容や質によっては多くの人の目に触れることとなり、それだけ収入を得やすくなります。

キュレーションメディアのタイプ

キュレーションメディアは、大きく分けて3つのタイプがあると言われています。

  1. システムが記事を選別して公開する
  2. 特定のジャンルの専門家が情報を選別して公開する
  3. 一般ユーザーなどが情報を選別・切り取って記事を作成し投稿する

特に、近年では一般ユーザーなどによる投稿が多くなっており、その内容についてはいくつかの問題点も発生しました。

キュレーションメディア・サイトの役割と問題点

キュレーションメディアの課題

読者の多くは、キュレーションメディアに対して、すぐに欲しい内容の情報を多角的に収集できることを求めています。インターネット上にある莫大な量の情報をいちいち選別する手間がかからず、興味のある分野や内容だけ一度にたくさん見ることができる点が、読者にとっての大きなメリットと言えるでしょう。

そして、その内容は信憑性があり読者に役立つものでなければなりません。しかし、これまでキュレーションメディアの情報の一部が信憑性に欠けるなどで、問題視されたこともあり現在も話題にあがることもしばしば。

特に、医療系メディアにおける情報の一部が信憑性に欠ける内容であったことで炎上したことは、記憶に残っている人も多いでしょう。キュレーションメディアに掲載される元の情報が、SNSや専門外の人間により作成されたコンテンツだった場合、その内容がすべて確かなものであるとは言い切れないことが指摘されました。

さらに、この一件から、情報元となるコンテンツを無断転載することが著作権に関わる問題であることも課題視され、大きな注目を集めました。それだけでなく、記事をまとめたライターの文字単価の安さやそのライターを仲介するサービスへの批判などにまで話題が広がり、多くの人の関心を集めたきっかけにもなりました。

キュレーションメディアにおけるコンテンツの信憑性については、この一件だけでなくいくつもの事件につながったこともあり、その結果キュレーションメディアの多くが閉鎖せざるを得ない事態に発展しました。かつて多くのPV数を誇った人気メディアの一部も、閉鎖に追い込まれています。

キュレーションメディア運用のポイント

キュレーションメディア運用はコンテンツがポイント

キュレーションメディアを運用するには、上記のような問題点をクリアする必要があります。アクセス数が収入につながるビジネスモデルのもと立ち上がったキュレーションメディアは、まず何としてもアクセス数を伸ばそうと必死になりますが、スピード重視で作り上げたコンテンツは嘘や事実確認が不十分な状態の情報を含む可能性があります。

さらに、画像や文章、動画などの無断転載による著作権侵害にも注意が必要です。どうしても引用した方が良い箇所については常識の範囲内で引用する、掲載元に許可を得るなどが不可欠です。

キュレーションメディアはコンテンツの品質確保を

つまり、キュレーションメディアの運用には、掲載するコンテンツの質を高めることがトラブルを回避し長期的に運用できるポイントにもつながります。現在、Googleの検索エンジンアルゴリズムでは低品質のサイトの順位を落とす対応がとられているため、どんなにスピード重視でコンテンツを発信しても検索上位に表示されるとは限らなくなっています。

キュレーションメディアでアクセス数を伸ばすには、高品質のコンテンツを掲載することがもはや不可欠ということですね。

コンテンツの質を高めるには、いくつかのポイントがあります。

  • 情報元が信頼できるかどうか
  • 医療メディアなど専門的知見が必要な情報は専門家の監修が行われているか
  • 著作権が侵害されていないか

これらのポイントを守ることは、キュレーションメディア運用において欠かせないことです。さらに、読み手が欲しい情報を理解し発信する視点も必要でしょう。

キュレーションメディアはどうやってマネタイズしてるの?

キュレーションメディアでの利益アップ

キュレーションメディアは、今となっては立派なビジネスモデルの1つです。どうやって収益を出しているのか気になる人も多いでしょう。キュレーションメディアの場合、主に4つのモデルがあげられます。

広告モデル

最も基本的で多いタイプが広告モデルです。コンテンツに広告を掲載することで収益をあげるタイプのことで、GoogleやYahoo!などのよく知られたサイトが代表的です。キュレーションメディアにおいても、この広告モデルで収入を得るタイプが多いと言われています。

サイトの一部を広告媒体として売り出し収益を得るため、アクセス数が多ければ多いほど広告による収益が増えます。しかし、アクセス数が少ない期間は広告収入が見込めないため、ある程度アクセス数を伸ばすために定期的にユーザーに求められる記事を配信することでサイトの価値を高めていく必要があります。

ECモデル

楽天やAmazonなど、インターネットで商品を販売した対価で収益をあげるタイプです。キュレーションメディアにおいては、広告モデルとECモデルが合体したような形で収益をあげるケースも少なくありません。

例えば、ファッションに関するコンテンツを配信している場合、人気の高い洋服などを紹介しつつ購買意欲を高めて、販売サイトに誘導し収益を得る方法です。あまり意識していなくても、「そういえば、インターネットの記事を見ているうちに商品がほしくなって購入したな」と心当たりがある人は多いでしょう。

定額課金モデル

ユーザーからコンテンツの購読に関して金銭を徴収し収益を得るものです。たまに、インターネットでニュースなどを読んでいると、途中で「ここからは有料サービスです」と記載されているサイトがありますよね。

定額課金モデルの多くは、コンテンツの基本的な部分や一部分を無料で提供し、関心を多く集めそうな内容は有料にしたり、利便性の高いサービスを利用するために有料にしたりと、定額課金で収益をあげています。

ただ、定額課金モデルでキュレーションメディアを運用するのは、なかなかハードルが高いとも言われています。ユーザーが課金しても見続けたいと思える質の高い内容のコンテンツを維持する必要があり、その他の無料で見ることができるキュレーションメディアとの明らかな質の違いがなければ、収益に結び付きにくいからです。

仲介モデル

不用品回収業者の紹介や人材紹介会社など、サービスを利用したい人と請け負い業者とをつなぐモデルのことで、請負契約が結ばれて完了すれば一定額を請負業者からもらうという方法で収益をあげます。

仲介モデルを成立させるには、その業界に詳しいことや高い集客力を得ることが不可欠です。サービスを利用したい人のためになるようなコンテンツは不可欠で、その業界に特化した専門性や魅力のある内容にすることが大切です。

タイプ別!人気キュレーションメディアを紹介

それでは、実際にどんなキュレーションメディアが多くの人に利用されているのでしょうか。人気を集めるキュレーションメディアをタイプ別にしてご紹介します。

ニュース系人気キュレーションメディア

スマートニュース

スマートニュース_トップページ

コマーシャルでおなじみの、キュレーションメディアです。「スマニュー」と聞いたことがある人も多いでしょう。スマートニュース株式会社が運営しており、扱うジャンルが幅広くアプリでサクサク閲覧できる点が魅力です。その時の最新情報を自動で集めて配信するため、短時間でトレンドのニュースを把握することが可能。

一度ニュースを取得すると、オフラインでも閲覧できるため、公共交通機関などの移動中にも読みやすく、通勤時間を利用しやすい点が便利です。

スマートニュースは、ニュース系キュレーションメディアの草分け的存在とも言われています。特に、カテゴリごとにタブで分けて、スワイプするだけでページをめくるように切り替えができる仕組みは、後のキュレーションメディアに大きな影響を与えました。

グノシー

グノシー_トップページ

株式会社Gunosyが運営するキュレーションメディアです。独自のアルゴリズムにより、ユーザーの読んだ記事の傾向を見ながら配信するニュースを変える仕組みが話題を集めました。

旬のニュースだけでなく、様々なジャンルの暇潰し動画が見れたり、全国の飲食店で使えるクーポンタブが登場したことで、より多くの人の関心を集め差別化を図っています。

生活情報系人気キュレーションメディア

nanapi

nanapi_トップページ

Supership株式会社が運営するキュレーションメディアです。キュレーションメディアとしては歴史があり、2007年から運用していることから多くの利用者がいます。特に主婦層に人気が高く、おいしい料理の作り方や暮らしの知恵など、家事に役立つ情報が満載です。

その他にも、恋愛や旅行、健康など日々の生活の中で関心を集める情報をメインに掲載されています。

mamari

mamari_トップページ

ネーミングからわかるように、ママのためのキュレーションメディアです。株式会社connehitoが運営しており、妊娠中や産後、育児に役立つ様々な情報を配信しています。

育児中の空き時間にサッと読めるコラムや、妊娠中でもおしゃれに着こなせる服、赤ちゃん用のグッズ、便利な育児に関する知恵など、子どもを育てる世代には便利です。

グルメ系人気キュレーションメディア

食べログmatome

食べログmatome_トップページ

人気グルメサイト、食べログから新たに誕生したキュレーションメディアです。食べログの情報をいかしたまとめ記事が多数掲載されているため、グルメ情報に敏感な人に便利です。一般ユーザーが様々なテーマで選んだ店舗情報などを発信するため、面白い切り口や地域を限定した情報を得やすい点が魅力。

旅行先や住んでいる地域の新たなお気に入り店の開拓など、様々な目的で利用できそうですね。

macaroni

macaroni_トップページ

株式会社トラストリッジが運営するグルメ系キュレーションサイトです。話題のグルメやレストラン、季節に合った料理のレシピなど、生活情報も一部含んだ内容で構成されています。

一般的なレシピ本にはあまり見かけない、おしゃれな料理のレシピも多く、フォトジェニックな料理の写真が魅力です。

おわりに

ニュースキュレーションメディア

今回は、キュレーションメディアとはなにか、その役割や問題点、運用のポイントや人気キュレーションメディアなど幅広い内容でご紹介しました。

残念ながら、キュレーションメディアの一部には信憑性の低い情報が含まれるなどの問題点もあり、すべての情報を鵜呑みにできない現状にありますが、人気キュレーションメディアの多くは質の高いコンテンツを配信していると定評があります。

キュレーションメディアは短時間で欲しい情報を多角的に入手しやすい利便性がメリットです。医療系などの情報は、情報もとを確認するなどして正しい情報かどうか確認するとより安心に利用できるでしょう。

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